生活感のない部屋に憧れていたけれど、間違いだった。

エコな暮らし

「生活感のない部屋にしたい」ってよく言いますよね。

私もずっと生活感のない、モデルルームみたいな部屋に憧れていました。

ラップの箱を透明のケースに入れ替えてみたり、ティッシュの箱のデザインをカバーで隠そうとしたり。

そういう風に、商品パッケージの派手なロゴとかイラストが部屋の中に紛れ込んでいるのを「生活感」と思っていました。

なので、生活感を感じる持ち物は毎日使う物でもいちいち引き出しにしまったり、ガラスの扉がついている棚は、ガラス部分に布で目隠しをしたりしていました。

でも、本当に私が好きじゃないのは生活感ではなくて、自然と調和しないインテリアや小物だったのです。

もう亡くなってしまいましたが、アメリカにターシャテューダーという絵本作家がいました。

彼女の日用品や衣類はほぼ全てが自然素材でできていて、家の中は雑貨や食器が沢山あって生活感があふれているけれど、とても素敵なのです。

以前見た、日本の古民家もそうでした。わらで出来た蓑や笠。木の樽やおけ。竹の籠やざる。すべてが調和していました。

私が好きじゃないのはプラスチック素材のものや、売り場で目立つように、購買意欲をそそるようにと派手なデザインで作られた日用品だったのです。

逆に、どんなに部屋がスタイリッシュで、派手なパッケージの日用品が置かれていなくても、自然と調和しないアクリル素材や人工大理石、合板が使われているモデルルームが素敵だと感じません。

私は猫を4匹飼っていますが、猫の色や柄って素敵だなーと思います。

モテようとか、お金持ちに見られようとかいう意図では作られていないデザインです。

猫は一張羅で一生を過ごします。

「自然にあるがまま」を活かすのが一番美しいのかも知れないと思います。





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