「天空の城ラピュタ」(© 1986 Studio Ghibli)で有名なセリフとい言えば「バルス」と「40秒で支度しな!」ではないでしょうか。
「バルス」はともかく「40秒で支度しな!」は、何故みんな好きなのでしょうか。
他の方の意見を聞いてみたいけれど、私が好きな理由はミニマリストに憧れているから。
40秒は到底無理だけれど、災害が起きた時は5分以内に支度ができるようにしたい。
思えば幼少期から、キャンピングカー型のおままごとセットが大好きで「この車があれば、家具を全部もってあちこち移動できて、そのまま車で生活が出来るんだ!」とわくわくしながらおままごとをしていました。
小学校低学年の頃は縄文時代のコンパクトな暮らしについて知るのが好きで、大人になってからはモンゴルの遊牧民の暮らしに興味を持ちました。
解体、組み立てが容易なゲルに素敵な装飾の家財道具。ちゃんと家の中で煮炊きが出来て、別の遊牧地に移動する時には一日で事が済んでしまう遊牧民のくらし。
なんて素敵なのでしょう!
でも、現実の私は捨てられないガラクタや、外では着られないけれど捨てられない服がそれなりにありました。
「持ち物を厳選してコンパクトに暮らさなくちゃ」と強く思ったのは、住んでいるマンションにボヤが起こってから。
警報が鳴り、どの程度の火事か詳細が分からなかったけれど、とにかく何も持たずに指定されたロビーに避難しました。
その時ロビーに集まっていたのは6~7人。私以外全員外国人でした。(東京在住)
10分ほどしてボヤは消し止められた事がわかり、自室に戻ろうとした時、上階から、貴重品が入っていると思われる沢山の紙袋を両手にぶら下げた日本人の親子が降りてきました。
それを見て「大事なものを厳選して、すぐに持って出られるようにしなくちゃ」と思ったのです。
しばらくして「そうだ、非常持ち出し袋も作っておこう」とリュックサックに色々準備した1か月後、東日本大震災が起こりました。
持ち物が増えたり減ったりしながら、現在はこちらに書いた通り衣類だけで50リットル(2~3日の旅行用)のスーツケース2個分。
趣味の物や雑貨、靴、保管しておかなければならない書類などを合わせると、スーツケース5個分にはなりそうです。
ちなみに書籍はカウントしていません。
なぜなら、非常時には絶対に置いていくし、家の一室を図書室みたいなスペースにすることにも憧れがあるからです。
夢のバンライフ(実際には戸建ての家があるし、猫を飼っているのでしないと思うけれど、妄想バンライフ)を送るなら全ての持ち物をスーツケース1つに収めたいなー。
ミニマリストを目指す理由。みんなが大好きな「40秒で支度しな!」
